ターコイズブルーの海ととにかく真っ白な砂浜、そして緑色のヤシとピンクがかった奇岩のコントラストは、訪れた人々を虜にして止まない。ラディーグ島でのシュノーケリングのほか、是非珊瑚島の美しさも見ておきたい。

まさか、南極にも人が泳げるビーチがあるなんて。耳を疑う情報は嘘ではなく、南極大陸のアルゼンチン側、南シェトランド諸島のデセプション島はユニークな馬蹄型の島で、北東部の入り江、ペンドゥラム・コーヴでは海水浴を楽しんでいる人が沢山。なぜこんな寒い場所で泳げるのか。

1万年以上前に島中心部の火山が起こした大噴火後にカルデラとなり、南側のネプチューン・ベロウが海とつながり、巨大なポートフォスター湾が出来上がった。つまり海底から活火山に由来する温泉が沸いているため、海が暖められているのだ。

東南部のホーラーズ・ベイにから上陸し、徒歩で北上すると海岸線に立ち上る湯気が見えてくる。砂浜を少し掘るだけで温泉が沸きだしてくるので、海水を混ぜて温度を調整すれば小さな温泉が出来上がる。ちなみに海に入ると、証明書がもらえる。